中島、好記録も悔しさ 陸上日本選手権
2023年06月04日21時09分
男子400メートル決勝は、日本歴代5位の記録で中島が制した。大きなストライドを生かした走りで最後の直線に入ると伸び、370メートル付近で佐藤風雅を抜いてゴール。自己ベストを0秒16更新した。「ラストは自分の強み。絶対に負けないという気持ちだった」
昨年の世界選手権では1600メートルリレーのアンカーを務め、日本史上最高の4位入賞に貢献。今大会では今年の世界選手権400メートル参加標準記録を上回る44秒台を目標にしていたため、レース後は悔しさをにじませていた。「一皮、二皮むけなければ、今季最大の目標である世界陸上決勝には届かない。スピード、スタミナを一からつくり直す」と、さらなる高みを見据えた。