古橋「幸せで充実のシーズン」　セルティック、３冠で締め―スコットランド杯サッカー

　実力で上回るセルティックが２部の格下インバネスを退けた。リーグ戦、リーグ杯を合わせ、２０１９～２０年シーズン以来となる国内３冠。かつてＪ１横浜Ｍを率いたポステコグルー監督は「このチームを誇りに思う。すごい功績だ」。

セルティック、国内３冠　古橋が先制ゴール―スコットランド杯サッカー

　今季のチームを象徴するように、最後も先発した日本選手４人が躍動した。主役はもちろん、古橋だった。前半３８分、相手の堅固な守備の一瞬の隙を突く。右サイドからの低いクロスに素早く反応して、右足で先制点を決めた。
　これで今季公式戦３４ゴール。リーグ得点王に加えて最優秀選手にも選ばれるなど、２年目のスコットランドで大きく飛躍した。「リーグ戦では２７点、合計３４点決めることができて、幸せであり充実したシーズン」と振り返った。
　昨年のワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会ではメンバーに入れず苦い経験を味わったものの、日本代表にも復帰。６月の親善試合に臨む。脂の乗った２８歳は「自分らしいプレーで、一つでもチャンスやゴールという形で恩返ししたい」と活躍を誓った。（グラスゴー時事）