重圧感じた福部　陸上日本選手権

　女子１００メートル障害の日本記録を持つ福部は、１２秒９９の好タイムを出しながらも４位に終わった。「ずっと震えが止まらなくて、今まで自分が感じてきたプレッシャーをはるかに超えていた」。本来の動きを発揮できないままゴール。緊張から解放され、涙があふれ出た。
　世界選手権の参加標準記録を突破済みだったが、代表に決まる３位以内に０秒０３届かなかった。２０２４年パリ五輪を見据え、「これが来年じゃなくてよかった。この失敗を生かしてこそ私だと思う」と、自分に言い聞かせるように話した。