広島・森下、大車輪の一日 投打に奮闘、交流戦初星―プロ野球
2023年06月03日19時47分
今季2勝目は4年目で初の交流戦勝利となった。投打で奮闘した広島の森下は、「交流戦で何とか勝ちたいなと思ってマウンドに上がった。本当に勝ててよかった」。言葉に実感がこもった。
立ち上がりは制球に苦しみ、2死から四死球を与えたものの、栗原を空振り三振に。ピンチを切り抜けると、尻上がりに調子を上げた。要所でのカットボールがさえ、二~七回はソフトバンク打線を2安打に抑えて無失点。「粘り強く投げられた」と一息ついた。
打っては、第2打席までに2安打。六回1死一、三塁の場面では、2球目を一塁線へうまく転がしてスクイズを決めた。貴重な追加点でバットでも貢献し、新井監督は「大車輪の一日だった」と褒めちぎった。
昨季、敵地でのソフトバンク戦で3本塁打を浴びるなど六回途中9失点。その相手から待望の白星をつかんだが、本人は「(今回は)マツダで雰囲気も全然違う。次はビジターであると思うが、そこで結果を出したい」。まだまだ満足はしていない。