• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

映画「怪物」公開、是枝裕和監督「納得の作品」 カンヌ脚本賞の坂元裕二さん「30年来の夢かなった」

2023年06月02日23時13分

映画「怪物」初日舞台あいさつで撮影に臨む是枝裕和監督(右端)ら=2日、東京

映画「怪物」初日舞台あいさつで撮影に臨む是枝裕和監督(右端)ら=2日、東京

 是枝裕和監督の新作映画「怪物」の初日舞台あいさつが2日、東京都内で行われた。カンヌ国際映画祭で坂元裕二さんが脚本賞を受賞した今作について、是枝監督は「素晴らしいキャストとスタッフに恵まれて、自分でも納得のいく面白い映画ができた」と手応えを語った。

【シネマレビュー】多層的な物語が問い掛けるもの 坂元裕二氏がカンヌ国際映画祭脚本賞、是枝裕和監督の新作「怪物」


 カンヌ滞在中は「作品が上映され、日がたつに従って、街中で声を掛けられることが増えた」そうで、「『届いているな』という感じが、とても強かった」と振り返った。

 この日は、坂元さんが獲得した脚本賞のトロフィーが観客に披露された。坂元さんは「30年前、カンヌ映画祭に遊びに行ったことがある」と明かすと、「(その際)遠巻きに眺め、すてきだなと思っていたレッドカーペットを実際に歩くことができた。30年来の忘れていた夢をかなえることができて、感無量でしたね」と喜びをかみしめた。

 現地では「常にお客さんの反応がすごかった」という。坂元さんは「恐縮しながらも、胸がいっぱいになりました」と思いを続けた。

 今作の主演の一人、安藤サクラは、是枝監督の「万引き家族」が最高賞パルムドールを受賞した2018年の同映画祭に参加した経験を持つ。「前回は自分たちの上映の時だけ参加して、帰国してしまった」と話す安藤は、「今回は映画祭全体を感じることができた。授賞式にも一緒に居させていただいて、大興奮でした!」などと笑顔でコメントした。

 舞台あいさつには永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、角田晃広、中村獅童も出席した。

関連記事

こんな記事も

エンタメニュース

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ