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三浦、独壇場の3連覇 世界への再挑戦に意欲―陸上日本選手権

2023年06月02日22時35分

男子3000メートル障害で力走する三浦龍司(右手前)=2日、大阪・ヤンマースタジアム長居

男子3000メートル障害で力走する三浦龍司(右手前)=2日、大阪・ヤンマースタジアム長居

 男子3000メートル障害は三浦の独壇場だった。1周目を過ぎてから先頭に立ち、そのまま押し切る盤石のレース。国内第一人者らしい堂々とした走りで3連覇を成し遂げ、「勝ち切ることができたのは収穫」と涼しげに言った。
 理想通りに最初の1000メートルを2分47秒で通過。2000メートルを過ぎるとどんどんペースを上げ、2位とは最終的に約5秒差をつけた。「最後に自分の武器を出すレースプランだった」と納得しつつ、5月のセイコー・ゴールデングランプリと同様に最後の水濠(ごう)でつまずいた点を反省。ハードリングに関しては「まだ改善が必要」と自分に厳しかった。
 昨季はダイヤモンドリーグ(DL)のファイナルで4位に躍進したものの、世界選手権では予選落ちした。「スタートラインに立たないことには、雪辱につながらない」。2年連続の世界陸上切符はつかんだが、もはやそれだけでは満足できない。
 9日のDLパリ大会に出場予定。「(世界選手権の)リハーサルにもなる。手応えを確認して最終調整したい」。日本最強の21歳は、世界への再挑戦に意欲を燃やした。

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