北朝鮮打ち上げで非難決議　船舶輸送に「深刻な脅威」―国際海事機関

　【ロンドン・ロイター時事】国連の国際海事機関（ＩＭＯ）の委員会は５月３１日、北朝鮮が同日実施し失敗した「軍事偵察衛星」の打ち上げについて、「船員の安全や、国際的な船舶輸送に深刻な脅威を与えた」として強く非難する決議を採択した。決議には１００カ国以上が賛成した。

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　また、複数のＩＭＯ加盟国が、北東アジア地域の混み合うシーレーン（海上交通路）を航行する船舶に事前通告する十分な時間がなかったと北朝鮮を批判した。
　一方、北朝鮮はこれらの決議などに反発。発射は「国の安全保障のために主権国家が取った日常的かつ計画的な自衛措置だ」と強調した。また、打ち上げ計画は「落下点や船舶のルートなど、正確な科学的計算に基づく」と反論した。