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夫婦、起訴内容認める 高3女子殺害で初公判―東京地裁

2023年06月02日12時40分

東京地裁=東京都千代田区

東京地裁=東京都千代田区

 山梨県で2021年、東京都内に住んでいた高校3年の女子生徒=当時(18)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた無職小森章平(29)、妻の和美(30)両被告の裁判員裁判の初公判が2日、東京地裁(染谷武宣裁判長)であり、2人はいずれも「間違いありません」と起訴内容を認めた。
 章平被告の弁護側は「量刑を争う」と述べ、和美被告側は精神疾患による心神耗弱状態だったと主張し、責任能力を争う姿勢を示した。
 検察側は冒頭陳述で、以前から章平被告とSNSで連絡を取り合っていた女子生徒が、和美被告との結婚を知って距離を置こうとしたのに対し、章平被告が逆恨みしたと指摘。生徒を自宅へ連れ去り、「2人は口封じなどのため殺害に及んだ」と述べた。
 弁護側は、章平被告は「感情をコントロールできずに殺そうという気持ちになった」として、計画性に乏しいと主張。和美被告については、依存性パーソナリティー障害などの影響で章平被告の期待通りに行動し、殺害や誘拐を思いとどまれなかったと述べた。

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