塩尻、イメージ通りに　陸上日本選手権

　男子５０００メートルを制した塩尻は「イメージ通りに走れた」と振り返った。先頭集団の前方でレースを進め、残り１０００メートルを切ってから一気にペースを上げ独走。「ラストの切れ味だけの勝負は厳しい。早めに行こうと考えていた」。狙い通りに逃げ切った。
　順大在学中の２０１６年に３０００メートル障害でリオデジャネイロ五輪に出場。同種目を１８年に制して以来の日本選手権制覇となった。「前回勝ってからはけがもあり、結果が伴わなかった。今年こそという気持ちだったので、素直にうれしい」と喜んだ。