河井元法相が出廷へ　参院選買収で証人尋問―広島地裁

　２０１９年の参院選を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相（６０）＝実刑確定、収監中＝から現金を受け取ったとして公選法違反（被買収）の罪に問われた広島市議らの公判で、河井元法相に対する証人尋問が７月に広島地裁で行われることが１日、関係者への取材で分かった。元法相は同地裁に出廷する予定という。

河井元法相に証人尋問へ　参院選買収、広島県議の裁判―現金の趣旨確認か・地裁

　関係者によると、証人尋問が決まったのは広島市議三宅正明被告（５０）と元同市議伊藤昭善被告（７２）の公判。両被告は現金５０万円ずつを受け取ったとされ、いずれも今月下旬に初公判が開かれる予定。２人は起訴内容を否認する方針といい、元法相は弁護側証人として７月６日に出廷し、現金の趣旨について説明するとみられる。