被害の請求書１０００通を誤送付　追加賠償手続きで―東京電力

　東京電力は１日、４月から受け付けを開始した福島第１原発事故の追加賠償請求手続きで、被害者に請求書を郵送した際、約１０００通を誤送付したと発表した。住所変更のミスなどが原因で、変更前の住所に誤って送付したという。うち約２００通は返送がなく、同社担当者は「個人情報が第三者に漏えいした可能性がある」と話した。

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　誤送付が判明したのは、５月１８～２３日に郵送した請求書。同２９日に受取人から「自分宛てではない請求書が届いた」と連絡があり、発覚した。約８００通は「宛先不明」で東電に返送されたが、約２００通は戻ってきていない。請求書には名前、生年月日、連絡先、振込口座番号などが記載されていた。