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「怖かったね」「安らかに」 事件1週間、献花相次ぐ―長野発砲

2023年06月02日07時10分

長野4人殺害事件の現場で手を合わせる人=1日午後、長野県中野市

長野4人殺害事件の現場で手を合わせる人=1日午後、長野県中野市

 長野県中野市で住民女性と警察官の計4人が殺害された事件は1日、発生から1週間となった。「怖かったね」「安らかに」。現場では朝から献花が相次ぎ、発生時刻の午後4時半ごろに合わせて黙とうする人の姿もあった。

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 「こんなのどかな所で事件が起こるなんて」。同市で農業を営む女性(66)は、村上幸枝さん(66)が倒れていた場所で夫とともに手を合わせた。
 村上さんは青木政憲容疑者(31)に追い掛けられ、ナイフで刺されて亡くなった。女性は「村上さんは私と同い年。若い人に追われたらとてもじゃないけど逃げ切れない。怖かったでしょうね」と声を震わせた。
 犬の散歩で付近をよく通るという40代の女性会社員は「人ごととは思えず手を合わせに来た。本当にかわいそうだ」と涙を拭った。一緒に訪れた男性は「待っている家族もいただろうに、あんまりだ。安らかに眠ってほしい」と悼んだ。
 近所に住むパートの女性(35)は、竹内靖子さん(70)が襲われたとされる青木容疑者の自宅近くに花を供えた。「このような亡くなり方をしてかわいそう。痛かったですよね、と伝えながら献花しました」と話した。
 事件では、散歩中の村上さんと竹内さんがナイフで襲われ、駆け付けた池内卓夫警部(61)と玉井良樹警視(46)=いずれも2階級特進=が銃撃されるなどして死亡。青木容疑者は池内警部に対する殺人容疑で逮捕された。

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