茂木自民幹事長、公明推薦の方針伝達 埼玉・愛知県連に、なお不満も―衆院選
2023年06月01日17時54分
自民党の茂木敏充幹事長は1日、埼玉、愛知両県連幹部と党本部で会談し、次期衆院選の埼玉14区(草加市など)と愛知16区(犬山市など)について、独自候補の擁立を見送り、公明党候補を推薦する方針を伝えた。両県連とも受け入れる考えを示したが、なお不満もくすぶっており、選挙協力が円滑に進むかは見通せない。
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会談後、埼玉県連の柴山昌彦会長は記者団に「苦渋の思いだが了とすると伝えた」と説明。一方、愛知県連は丹羽秀樹会長が「決定権は党本部にあり、県連として理解した」と受け入れたが、同席した水野富夫副会長は「納得していない。(公明支援に)動くつもりはない」と反発した。