ウガンダ大統領、「反同性愛法」撤回拒否 活動家ら制裁呼び掛け
2023年06月01日14時39分
【カンパラAFP時事】アフリカ中部ウガンダのムセベニ大統領は5月31日、世界で最も厳しいとされる「反同性愛法」の撤回を拒否した。国際社会は撤回を求めているが、ムセベニ氏は「(法成立の)大統領署名は終わった。誰もわれわれを動かせない」と反発した。
反同性愛法では、最悪の場合で死刑を科される恐れがある。国内の活動家は国際社会に対し、ムセベニ氏らへの制裁を呼び掛けている。複数の人権団体は共同声明で、ムセベニ氏が1986年の就任以降、独裁を強化してきたとして、「危険で差別的な」同法は、さらに市民社会の自由を妨げると非難した。