ＡＤＣ市場参入向け新施設の建設を開始＝伊オロン〔ＧＮＷ〕

　【グローブニューズワイヤ】ＣＤＭＯおよび一般市場向け医薬品原薬（ＡＰＩ）の開発・生産を手がけるイタリアのオロン・グループは、ロダーノ拠点（ミラノ）での新施設の建設開始を発表した。これは、小分子細胞毒素の効果的な殺傷力と、モノクローナル抗体（ｍＡｂ）の高度に特異的な標的化能力を組み合わせた、最も有望な新興がん治療法の一つである抗体薬物複合体（ＡＤＣ）のペイロードやペイロードリンカーなどとして使用される超強力化合物の管理と生産向けとなる。この新プロジェクトでは、新社屋を完全に建設し、その中に生産施設、品質管理、研究開発エリア、すべての補助施設を含む２番目の「シェル」が建設される予定である。この完全な閉ループシステムには、合成、分離、乾燥、分析というプロセスのすべてのステップが含まれ、超高レベルの封じ込めプラントとなる。
　【注】この記事はグローブニューズワイヤ提供（１０００８２３０３１）。