「二度と起きないで」　現場で献花、４人悼む―長野

　長野県中野市で住民女性と警察官計４人が殺害された事件は、１日で発生から１週間を迎えた。「二度と起きないで」。事件現場には献花する人が相次いで訪れ、静かに手を合わせた。

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　長野市の会社員宮嶋武則さん（４４）は、池内卓夫警部（６１）＝２階級特進＝と玉井良樹警視（４６）＝同＝が殺害された現場付近に花を供え、約１０秒間手を合わせた。事件の発生を聞いた時は恐怖で眠れなかったといい、青木政憲容疑者（３１）には「自分勝手な行動で怒りを感じる」と憤る。
　池内警部ら亡くなった４人とは面識はないが、「４人が犠牲になってかわいそうで、手を合わせに来た。二度と起きないでほしい」と願った。
　竹内靖子さん（７０）が散歩中に刺された現場に花を供えた無職男性（６１）は「自分も散歩するから人ごとではない」と思い、新潟県長岡市から訪れた。「あってはならない事件。（青木容疑者には）罪は罪として償ってほしい」と語った。
　事件では青木容疑者が近所に住む竹内さんと村上幸枝さん（６６）をナイフで襲撃。警察官２人を銃撃するなどし、池内警部に対する殺人容疑で逮捕された。