はい上がったセビリア　欧州サッカー

　欧州連盟杯時代の２度を含め、過去の決勝は６戦全勝。欧州リーグの勝ち方を知るセビリアが、モウリーニョ監督率いるローマとの激戦を制した。明暗を分けたＰＫ戦。ＧＫブヌがローマの２、３人目のキックを立て続けに止めると、最後はワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会決勝でも、ＰＫ戦でアルゼンチン優勝のＰＫを決めたモンティエルがゴールネットを揺らした。

セビリア、最多７度目制覇　サッカー欧州リーグ

　どん底からはい上がった。今季は大不振に陥り、監督を２度解任。国内リーグでは長らく残留争いに巻き込まれていたが、３月に就任したメンディリバル監督の下で息を吹き返した。６２歳の指揮官にとっては今大会が初の国際舞台。「トロフィーとメダルを頂いたが、まだ信じられない。自覚するまでに時間がかかりそうだ」。就任からわずかでキャリア初のビッグタイトル。夢見心地のようだった。（時事）