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偵察衛星「近く軌道進入」 与正氏、再度の発射主張―北朝鮮

2023年06月01日09時31分

北朝鮮の金与正・朝鮮労働党副部長=2019年3月、ハノイ(EPA時事)

北朝鮮の金与正・朝鮮労働党副部長=2019年3月、ハノイ(EPA時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の金与正・朝鮮労働党副部長は1日、談話を発表し、「共和国(北朝鮮)の軍事偵察衛星は、近く宇宙の軌道へ正確に進入し、任務遂行に着手するだろう」と主張した。朝鮮中央通信が伝えた。5月31日に打ち上げに失敗した「偵察衛星」について、近く再度の発射を強行する考えを示したものだ。与正氏は金正恩総書記の妹。

米高官、「失敗でも学習」と警戒 北朝鮮の衛星打ち上げ

 米国などは、北朝鮮による弾道ミサイル技術を利用した発射が国連安全保障理事会決議に違反すると批判している。与正氏は「われわれが偵察衛星を含む優秀な情報収集手段を保有することを敵が最も恐れていると確認し、偵察手段開発にさらに大きな力を注ぐべきだと認識した」と訴えた。
 与正氏は「われわれの衛星打ち上げが非難されるならば、米国をはじめ既に数千の衛星を打ち上げた国々が全て糾弾されるべきだ」と事実上の弾道ミサイル発射を正当化した。

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