中日の細川、力強く同点打 猛練習で確実性改善―プロ野球
2023年05月31日22時18分
交流戦に入っても快音は止まらない。中日の3番細川が同点打を含む2安打2打点。新天地で高打率を維持している。
持ち味の力強いスイングを見せた。1点を追う四回1死一塁で東浜と対戦。3球目を豪快に空振りして追い込まれたが、続くボール球で岡林が二盗。2ボール2ストライクから内角高めの直球を振り抜いて中前へ適時打を放ち、「涌井さんが頑張って投げているので、何とか点を取りたいと思って打った」。七回にもリードを5点に広げる適時打で粘るベテランを援護した。
現役ドラフトでDeNAから加入した24歳。体重98キロで、長打力には光るものがあったが、確実性が課題だった。春季キャンプでは和田打撃コーチに教えを請い、テニスラケットでテニスボールを打つ練習をするなどして間合いを改善。「手の使い方やタイミングの取り方など、全体的に指導していただいている」。シーズン中も早出でバットを振り込む。
開幕当初に限られた打席で結果を残し、4月途中からは中軸に座る。13試合連続安打で打率はセ・リーグ4位の3割3分7厘。猛練習の成果は確実に表れている。