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覚醒剤密輸の被告に無罪 「荷物に薬物、認識ない」―大阪地裁

2023年05月31日19時45分

大阪地裁=大阪市北区

大阪地裁=大阪市北区

 覚醒剤を荷物に隠してマレーシアから密輸したとして、覚醒剤取締法違反などの罪に問われたイベント企画業の男性被告(52)の裁判員裁判の判決が31日、大阪地裁であった。末弘陽一裁判長は「受け取った荷物に違法薬物が隠されているかもしれないとの認識があったと認定するのは困難だ」と述べ、無罪を言い渡した。検察側は懲役11年などを求刑していた。

〔写真特集〕違法薬物の実態

 判決によると、被告は2022年5月、SNSで知り合った相手から荷受けを頼まれ、受諾。マレーシアから輸入された荷物を引き取るため堺市の運送会社を訪れたところ、大阪府警の警察官に現行犯逮捕された。荷物には覚醒剤約2キロが入っていた。

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