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4月の鉱工業生産、0.4%低下 3カ月ぶりマイナス

2023年05月31日11時46分

 経済産業省が31日発表した4月の鉱工業生産指数速報値(2015年=100、季節調整済み)は95.5と前月比0.4%低下した。部材の供給不足による影響は解消されつつあるが、半導体製造装置など生産用機械の受注が国内外で減り、3カ月ぶりのマイナス。生産の基調判断は「緩やかな持ち直しの動き」で据え置いた。

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 4月の生産は、15業種のうち5業種で低下した。生産用機械工業が7.4%のマイナスとなり、最大の低下幅。半導体製造装置は、韓国や中国、米国向けの輸出が減少した。ただ、米国が昨年10月に発動した先端半導体の対中輸出規制は「直接的には影響していない」(担当者)という。
 出荷は5業種で減り、全体では0.4%のマイナスだった。在庫は、自動車工業など9業種で増え、全体では0.3%上昇した。

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