れいわ・櫛渕氏、登院停止へ 衆院懲罰委が採決
2023年05月31日11時33分
衆院懲罰委員会は31日、鈴木俊一財務相不信任決議案の採決時に演壇で示威行為をしたとして、れいわ新選組の櫛渕万里共同代表に対し、登院停止10日間とする懲罰案を与党や日本維新の会の賛成多数で可決した。6月1日の本会議で正式に決定する。衆院で懲罰が決まるのは16年ぶり。
国会法は、懲罰を重い順に「除名」「登院停止」「議場での陳謝」「議場での戒告」と定める。櫛渕氏は懲罰委で「行き過ぎた行為だった」と陳謝。立憲民主党はこれを踏まえ、櫛渕氏を「戒告」とするよう主張した。
櫛渕氏は18日の本会議で不信任案を採決する際、壇上で「与党も野党も茶番」と書かれた紙を掲げた。本会議に先立つ議院運営委員会理事会で、れいわの大石晃子共同代表も同様の行為で厳重注意を受けており、事態を重く見た自民、公明、立民、維新、国民民主の5党が櫛渕氏の懲罰動議を提出していた。