「関係改善に大きなステップ」 旭日旗掲げた護衛艦韓国入港―海上幕僚長
2023年05月30日17時07分
海上自衛隊の護衛艦が自衛艦旗である「旭日旗」を掲げ、韓国・釜山に入港したことについて、酒井良海上幕僚長は30日の定例記者会見で「関係改善において大きなステップだ」と述べ、容認した韓国側の対応を評価した。その上で「実績を積み重ね、信頼関係を向上させていきたい」と期待を示した。
海自によると、護衛艦「はまぎり」は29日、韓国主催の多国間訓練に参加するため釜山に入港。旭日旗を掲げていたが、大きな混乱はなく、韓国海軍関係者とも交流した。
旭日旗を巡っては、韓国側が2018年に開催した国際観艦式で掲揚を認めず、海自が艦艇派遣を断念。以降は海自艦艇の韓国寄港が途絶えていた。