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中国、有人宇宙船打ち上げ 独自ステーション完成後初―軍関与、米が警戒

2023年05月30日19時43分

30日、中国北西部の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた、有人宇宙船「神舟16号」を搭載したロケット(AFP時事)

30日、中国北西部の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた、有人宇宙船「神舟16号」を搭載したロケット(AFP時事)

  • 30日、中国北西部の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた、有人宇宙船「神舟16号」を搭載したロケット(ロイター時事)

 【北京時事】中国の有人宇宙船「神舟16号」が30日、北西部の酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、昨年末に完成した中国独自の宇宙ステーションとドッキングした。搭乗した3人はT字形の基本構造を持つステーションに移り、完成後初の人員輸送が成功。完成に携わり地球帰還を控える3人の宇宙飛行士と合流した。中国の宇宙開発には軍が深く関与しており、米国を中心に警戒感が強まっている。

中国、30年までに有人月面着陸 米に対抗、国威発揚も

 中国の宇宙飛行士はこれまで軍関係者から選ばれてきたが、今回は宇宙関連の研究をする大学教授が初の民間人として加わった。約半年ごとにステーションへ交代要員を送り込み、日本を含む各国と協力して科学実験を加速させる計画だ。
 中国は一方で、宇宙の軍事利用を重視。先行する米国を強く意識し「宇宙強国」になる目標を掲げ、李尚福・国務委員兼国防相が有人宇宙飛行プロジェクトなどで中心的役割を担ってきた。

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