池の水、勝手に排水 自分のスマホ回収で、公務員停職―インド
2023年05月30日07時12分
【ニューデリー時事】インド中部チャッティスガル州で、30代の男性公務員がため池に落とした自分のスマートフォンを回収するため、排水ポンプを使って池の水の大半を抜き、停職処分となった。複数の地元メディアが報じた。
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男性は食品検査業務に従事する州政府の官僚。休暇で州内の農業用ため池に友人と訪れた21日、自撮りしようとして約9万5000ルピー相当(約16万円)のスマホを池に落とした。住民も手伝い捜したが見つからず、排水ポンプを借りて数日間稼働させた。
25日にスマホを回収するまで、数千立方メートルを排水。この動画がSNSで拡散し、批判が集まった。男性は「公的データが入っていた」などと釈明したが、水不足が深刻になる時期に無許可で排水したと判断され、26日に停職処分を受けた。水没したスマホは使用できなくなったという。