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「軍事衛星」来月打ち上げ 米国の行動追跡に不可欠―北朝鮮

2023年05月30日09時49分

北朝鮮の朝鮮労働党中央軍事委員会の李炳哲副委員長=撮影日不明(朝鮮通信・時事)

北朝鮮の朝鮮労働党中央軍事委員会の李炳哲副委員長=撮影日不明(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮労働党中央軍事委員会の李炳哲副委員長は29日、「自衛力強化に関する立場」と題する声明を発表し、「軍事偵察衛星1号機」を6月に打ち上げると表明した。米国や追従勢力の「危険な軍事行動」を「リアルタイムで追跡、監視、判別」し、北朝鮮の「軍事的な準備態勢を強化するのに不可欠だ」と主張した。朝鮮中央通信が30日、報じた。

北朝鮮、事前通告で正当化 「軍事偵察衛星」打ち上げか

 北朝鮮は29日、日本政府に対し、5月31日午前0時~6月11日午前0時の間に「人工衛星」を打ち上げると通告している。事実上の弾道ミサイル発射に当たり、国連安全保障理事会の決議違反とされる。
 李氏は米国の偵察行為について、「わが国に対する先制的な軍事行動計画を達成しようとするものだ」と指摘。「米国と南朝鮮(韓国)の無分別な軍事的策動がもたらした現在の情勢下で、偵察情報の手段を拡大する必要性を感じている」と述べ、偵察衛星の保有を正当化した。

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