阪神、好調維持するか 30日から交流戦―プロ野球
2023年05月29日18時44分
プロ野球の日本生命セ・パ交流戦が30日に開幕する。昨季はセ・リーグが55勝53敗で勝ち越し。過去17回でパ・リーグが14度勝ち越しているが、ここ2年はセが盛り返している。
今季の本命は、貯金17のセ首位で突入する阪神か。リーグ内での直接対決がない交流戦では、勝敗次第で独走態勢に入る可能性もある。岡田監督は「自分らの野球をするというか、きっちりとした野球をやっていけばいいと思う」と普段通りを強調。優勝すれば初めてとなる。
絶好調の阪神を警戒するのは、交流戦で最多8度の優勝を誇るソフトバンク。藤本監督は「勢いがある。打線をうちの投手がどう抑えるか」と話し、ペナント争いの行方も左右する交流戦を「すごく大事な18試合」と位置づける。
新監督の采配にも注目が集まりそうだ。パで首位に立つロッテの吉井監督は「知らない対戦相手だが、やることを変えないで今まで通りやってほしい」と冷静に構える。2019年から最下位続きで、交流戦が鬼門になっている広島の新井監督は「苦手? そんなの関係ないから、がんがん行きなさいと背中を押してあげたい」と前向き。初戦でぶつかるオリックスの山本を打ち崩せるか。
パの本拠地で始まり、各チーム18試合を戦う。勝率1位球団を優勝とし、賞金3000万円が贈られる。