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若き日本、感じた差 1次L敗退は01年以来―サッカーU20W杯

2023年05月29日15時15分

イスラエルに敗れ、落胆する日本の選手ら=27日、アルゼンチン・メンドサ(AFP時事)

イスラエルに敗れ、落胆する日本の選手ら=27日、アルゼンチン・メンドサ(AFP時事)

 【メンドサ(アルゼンチン)時事】サッカーのU20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会で28日、日本の1次リーグ敗退が決まった。初戦でセネガルに勝った後、コロンビアとイスラエルに逆転負けし、勝ち点3でC組3位。決勝トーナメントに進める各組3位のうち上位4チームに入れなかった。

日本の敗退決定 3位通過に届かずーサッカーU20W杯

 本大会に出場して1次リーグを突破できなかったのは、世界ユース選手権時代の2001年アルゼンチン大会以来。当時の選手たちは後に「谷間の世代」と呼ばれた。
 この年代の国際大会では、将来のフル代表を担う若手の育成方針に対して一定の答えが出る。3試合を通して、工夫したセットプレーなど組織的に戦う部分では成果が見られたが、体の強さや体力など個々の力では差があった。「技術、戦術、体力はつながっている」と冨樫監督は言う。
 逆転負けした2試合は後半に息切れし、圧力をはね返せなかった。イスラエル戦では10人になった相手に対し、足が止まった。「勝負に対する気持ちの部分、最後に足が伸びてくるところが日本と海外との差だと思った」。負けん気の強さがあふれる主将の松木(F東京)も、そう認めた。
 約1年後のパリ五輪を目指すU22(22歳以下)日本代表の強化を考えると、今大会を経験した選手が下から突き上げて、さらなる競争が生まれるのが望ましい。結果は振るわなかったが、これを糧に成長できるか。

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