筋萎縮性側索硬化症(ALS)の用語解説・ニュース
2023年05月29日14時53分
筋萎縮性側索硬化症(ALS) 体を動かす際に脳から筋肉に指令を伝える神経細胞などが障害を受け、次第に筋肉がやせて体を動かすことができなくなる原因不明の難病。国内患者は約1万人いるとされる。発症すると、筋肉の衰えにより歩行や食事、会話が困難になる。症状が進行すると自力で呼吸できなくなり、人工呼吸器が必要となる。
一方で、視力や聴力などは保たれる。病気の進行を抑える薬はあるが、症状を改善させる効果はなく、根本的に治療できる薬はない。近年、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療法の開発が進められている。