古江、粘り及ばず 悔しさと充実感―米女子ゴルフ
2023年05月29日12時18分
古江は昨年に続き、決勝で涙をのんだ。同じ23歳のパジャリーが好ショットを繰り出しプレッシャーをかける展開。古江も13番(パー3)で1打目をピンそばにつけるなど粘ったが、劣勢を立て直せず「苦しかった」。追い込まれた17番(パー3)で、望みを懸けた2打目のバンカーショットがカップをかすめ、勝負が決した。
5日間で7試合。体力的な厳しさに加え、決勝は強い風や硬いグリーンが牙をむき、準決勝まで安定していたパットの精度も落ちた。10番や12番など接戦の中でバーディーチャンスを逃し、「うまく流れに持っていけなかった」。
悔しい2年連続の準優勝。それでも休養を兼ねた一時帰国から戻った直後の試合で、好結果を残した。「一発目の試合と考えると、良い順位で上がれたのは大きい」。古江らしい実力を示し、表情には充実感もにじんだ。(ラスベガス時事)