佐藤、悔しさ残る7位 速さ足りず集団で苦戦―インディ500
2023年05月29日11時52分
激しくトップが入れ替わる混戦の中、佐藤は優勝争いに絡めずレースを終えた。最後に粘って7位に入る意地を見せたが、「難しいレースだった。残念な気持ち」と失望を隠せなかった。
佐藤7位、3度目Vならず ニューガーデン初制覇―インディ500
集団の中でうまく順位を上げられず、序盤から苦しい展開を強いられた。残り30周を切って一時トップに躍り出たが、その勢いは続かなかった。「車の調整が(コンディションに)合っていなくて後手に回っていた」と言うように、最後まで安定した速度をつかめなかった。
オーバルコース限定のスポット参戦で挑んだ14度目の大舞台。来季も戻ってこられる保証がない立場だけに「結果で応えられなかったのはすごく悔しい」。未来を切り開くためにも、3度目の栄冠が欲しかった。
チップ・ガナッシ・レーシングのエンジニア部門を統括するクリス・シモンズ氏は「勝利には届かなかったが、琢磨は多くの経験と知識をチームにもたらしてくれた。来季も残ってほしいと思っている」と一定の評価を与えた。(インディアナポリス時事)