2番手の強化が急務 日本代表監督が総括―世界卓球
2023年05月29日07時29分
【ダーバン(南アフリカ)時事】28日に閉幕した卓球の世界選手権個人戦に臨んだ男女の日本代表監督が同日、南アフリカのダーバンで取材に応じ、今大会の戦いぶりを総括した。
男子は、日本選手の多くが早い段階で中国勢と当たる不運もあったが、張本智和(智和企画)の奮闘ばかりが目立つ結果となった。ダブルスで前回大会3位の戸上隼輔、宇田幸矢組(明大)は3回戦で敗退。パリ五輪での団体戦も見据え、田勢邦史監督は「智和に次ぐ1人、2人を強化することが急務」と危機感を募らせた。
女子はシングルスで早田ひな(日本生命)が銅メダル。渡辺武弘監督は「中国との大きな壁を感じた」としつつ、「他国のいい選手をやっつけたことはよかった」。早田に敗れた長崎美柚(木下グループ)を除けば、4人全員が中国選手との対戦まで勝ち上がったことを評価した。