運転席の巡査部長狙う　パトカー到着直後に発砲―猟銃、母親持ち出す・長野立てこもり

　長野県中野市で住民女性と警察官計４人が刃物や猟銃で殺害された事件で、青木政憲容疑者（３１）がパトカーの運転席にいた中野署の池内卓夫巡査部長（６１）に向けて発砲していたことが２９日、県警への取材で分かった。容疑者が立てこもっていた自宅から母親が自力で逃げ出した際、隙を見て猟銃を持ち出していたことも判明した。

「孤独ばかにされた」　青木容疑者、思い込みか―４人死亡立てこもり

　青木容疑者は池内巡査部長への殺害容疑で２６日に逮捕された。パトカー到着直後、至近距離からいきなり発砲したとみられ、県警は詳しい経緯や動機の解明を進めている。