久々登板で快投 佐々木朗、無傷の4勝目―プロ野球・ロッテ
2023年05月28日20時06分
久々のマウンドで、生き生きと腕を振った。ロッテの佐々木朗が6回2失点、9奪三振で開幕から無傷の4連勝。「先制点を取ってもらったので、自分のテンポで投げることができた」と振り返った。
5日の試合で右手中指にまめができた影響で、23日ぶりとなった登板。この日は不安を感じさせなかった。「体がフレッシュな状態だったので、出力が出ていた」。直球は自己最速に迫る164キロをマーク。鋭いフォークとのコンビネーションも抜群で、三回までは安打を許さない。四回にフォークが甘くなって失点したが、それ以外は相手を圧倒した。
吉井監督が「普通の投手とは常識を超えた投球をしている。(なぜまめができるか)僕らには分からない」と評すように、体にかかる負担は計り知れない。慎重を期して82球で降板。右腕は「次は長い回を投げられるように準備したい」と今後を見据えた。
佐々木朗の登板がない間、チームは好調を維持して首位に返り咲き。21歳は「先発陣も長い回を投げて、ブルペンデーでも抑えて頼もしかった。自分もついていけるようにと思っていた」。この日も投打がかみ合って勝利。勢いそのままに、交流戦へ臨む。