霧馬山、大関昇進へ 31日に正式決定―大相撲夏場所
2023年05月28日18時23分
大相撲夏場所千秋楽の28日、東関脇の霧馬山(27)=本名ビャンブチュルン・ハグワスレン、モンゴル出身、陸奥部屋=の大関昇進が確実となった。番付編成を預かる日本相撲協会審判部が昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、理事長も了承。31日の名古屋場所(7月9日初日)番付編成会議と臨時理事会を経て、昇進が正式に決まる。
霧馬山は、1月の初場所は小結で11勝。新関脇で臨んだ3月の春場所は12勝で初優勝を果たし、今場所は大関貴景勝を破るなど11勝を挙げ、大関昇進の目安とされる三役での直近3場所で計33勝を上回る34勝とした。
新大関の誕生は昨年1月の初場所後の御嶽海以来。元大関霧島が師匠の陸奥部屋からは初めてとなる。外国出身では12人目で、モンゴルからは朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士に続き6人目。
◇霧馬山の略歴
霧馬山 東関脇 本名ビャンブチュルン・ハグワスレン、モンゴル出身、陸奥部屋。15年夏場所で初土俵を踏み、20年初場所に新入幕。21年九州場所で新小結に昇進したが、1場所で転落。22年9月の秋場所で返り咲き、新関脇で臨んだ23年3月の春場所で初優勝を遂げた。三賞は敢闘賞1回、技能賞3回。186センチ、143キロ。27歳。得意は左四つ、寄り、投げ。