• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

沈着冷静、焦りなし 山下、ピンチしのぎ「いい流れ」―リゾートトラスト女子ゴルフ

2023年05月28日17時25分

18番、パーパットを沈め、ガッツポーズする山下美夢有=28日、静岡・グランディ浜名湖GC

18番、パーパットを沈め、ガッツポーズする山下美夢有=28日、静岡・グランディ浜名湖GC

 2位と1打差でスタート。さらに下位の選手も伸ばしてくる中で、山下が冷静に逃げ切った。「6番のパーがやっぱり大きかった。7番からいい流れで回れた」
 序盤はパーが続く我慢の展開。5番で佐久間に並ばれても焦りはなかった。パー4の6番はグリーンに落とした第2打がそのまま転がり奥のバンカーへ。第3打も寄せられず、5メートルをねじ込んでパーをセーブした。7番からは立て続けにショットをピンに絡め、3連続バーディーで抜け出した。
 後続との差が開いても「最終ホールまでベストを尽くしたい」と集中力を持続。移動中にギャラリーの声援に応える一瞬を除き、表情を緩めることはなかった。
 スイングに関して、スタート前にコーチである父勝臣さんに「下半身が先行しているから、上半身と同時に回るぐらいがいい」と指摘された点をきっちり修正。さらに増した精度で、ライバルに及ばない飛距離をカバーした。
 シーズンは3分の1を消化したばかりだが、2年連続年間女王に向けて快調なペースだ。「引き続き上位で戦えるように頑張りたい」。毎週のように優勝争いの緊張感を味わう21歳の表情に自信がにじんでいた。

関連記事

こんな記事も

スポーツ総合

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ