エンゼルスの大谷、持ち味発揮のマウンド 奪三振数でリーグ1位に―米大リーグ
2023年05月28日17時16分
メジャー屈指の奪三振率を誇るエンゼルスの大谷が、この日もバットに次々と空を切らせた。10三振を奪い、今季90個は27日時点でア・リーグトップ、大リーグ全体では2位。今季4度目の2桁奪三振に「そういう投手なので」と冷静に受け流した。
一回は先頭打者を投ゴロに打ち取ったはずが、一塁への悪送球で2年ぶりの失策を記録。グリエルの適時打で先制点を許した。ただ、その後は2死一、二塁でウェンドルを98.5マイル(約159キロ)で空振り三振に仕留めピンチを脱出。五回に2点目を失い、なお2死一、二塁の場面でも4番デラクルスから三振を奪った。この回も最少失点で踏ん張った。
6回2失点で降板後は、打者としてそのまま打線に残った。悔やまれるのは同点で迎えた九回。先頭トラウトが右前打で出塁後、続く大谷は三直に倒れて続けず、ベンチに戻るとヘルメットをたたきつけるようなシーンがあった。結局、チームは延長戦の末に敗戦。試合後は「勝ち切るなら、あの回(九回)だった」と唇をかんだ。(アナハイム時事)