シャルケの吉田「タフな１年」　ドイツ・サッカー

　シャルケの吉田は、降格の瞬間をベンチで見守った。残留の懸かった一戦で出番なし。「最後の最後に監督を納得させられなかったのは、自分の責任でもある」と悔しがった。
　サンプドリア（イタリア）を退団後に移籍し、早々に主将も任されたものの、我慢を強いられたシーズン。「タフな１年だった。国が変わればサッカーも変わるし、考え方も変わる。価値観の違いなど勉強になったが、プロの世界は結果が全て」
　１部残留がかなわず、来季の契約は白紙の状態。「全くのノープラン。娘も奥さんも１年を戦ってくれたので、まずはそこに恩返しを。それから考えます」。家族とともに、時間をかけて最善の選択をする。（ライプチヒ時事）