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勝機逃さぬ阪神 終盤に得点重ね7連勝―プロ野球

2023年05月27日19時48分

7回、2点適時打を放つ阪神の中野=27日、甲子園

7回、2点適時打を放つ阪神の中野=27日、甲子園

 今年の阪神は終盤の勝負どころを逃さない。両先発投手が譲らずスコアボードに0が並び続けたが、七回に得点を重ねて白星を奪った。

阪神が7連勝 プロ野球・阪神―巨人

 六回までわずか2安打。巨人の左腕グリフィンの小さく動く球に苦しむ中で、岡田監督が動いた。1死から坂本が四球で出ると犠打で走者を進め、好投の大竹に代打渡辺諒を送った。「あそこしか勝負をかけるところがなかった」。その渡辺諒が四球を選ぶ。想定通り、好機に強い近本に打席が回った。
 「(ボールカウント)2―2の時はどこに打とうかと思った」と近本。その後ファウルで粘り、走者が自動でスタートを切るフルカウントまで持ち込んだ。「ヒットを打ったら1点入る。楽な気持ちでいった」。ツーシームに反応し、中前に運んで均衡を破った。続く中野は「後ろにつなぐ気持ちだけだった」。代わったばかりの大江の直球を捉え、2点を加えた。
 今季2度目の7連勝。終盤に畳み掛けて勝利をもぎ取る強さが際立ち、貯金を16まで積み上げた。「連勝は気にせずに、自分たちのやるべきことをしっかりやって、あしたも接戦を物にできるようにしたい」と中野。指揮官の采配に選手が応える阪神の勢いは、止まりそうにない。

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