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戦時下ウクライナ伝える 非業の死遂げた写真家作品展―NY

2023年05月28日07時07分

マクシム・レビンさんの作品展に展示された写真=23日、米ニューヨーク

マクシム・レビンさんの作品展に展示された写真=23日、米ニューヨーク

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 【ニューヨーク時事】2022年にウクライナで命を落とした同国の報道写真家、マクシム・レビンさんの写真展が、米ニューヨークの国連アイルランド政府代表部で6月2日まで開かれている。真実を求め、40歳の若さで非業の死を遂げたレビンさんが残した写真は、ロシアの侵攻がもたらした重苦しい空気をまざまざと伝えている。

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 レビンさんは22年3月、取材中に行方不明となり、翌月に遺体で発見された。国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF)」は、ロシア軍に「処刑された」とする調査報告書を公表している。
 写真展は「ジャーナリストは標的ではない」と題された。侵攻初日に警戒するウクライナ兵の後ろ姿、避難する住民の様子など、戦時下の緊張した日常を切り取った写真が展示されている。
 展示のデザインは、ニューヨークにある米同時テロ追悼記念碑を設計した建築家、曽野正之さんの会社「クラウズ・アオ」が担当。曽野さんは「(殺害されたとすれば)あり得ないことだ」と憤りをあらわにし、平和推進に関わり続けることに意欲を示した。

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