英王室農場から子ヒツジ「救出」 動物愛護団体
2023年05月26日17時09分
【ロンドンAFP=時事】英動物愛護団体アニマル・ライジングは25日、イングランド東部サンドリンガムにあるチャールズ国王の別邸の農場から、子ヒツジ3匹を「救出」したと発表した。(写真は資料写真)
女性メンバー3人が24日夜、別邸の敷地内にあるアップルトン農場に侵入し、小ヒツジを連れ去ったという。
同団体はソーシャルメディアに動画を投稿し、「救出」しなければ、子ヒツジは食肉処理されていただろうと主張した。
3人はロンドン西方のウィンザー城前で、「私は国王のヒツジを助けた」などと書かれたプラカードを手に写真撮影をした後、警察に出頭した。
アニマル・ライジングは「彼女たちは動物を危険から救うのは正しいと考え、行動を起こした」と投稿。「(動物への)哀れみに基づいた行動であり、一般の人々は動物愛護と(動物の)自由を支持してくれると信じている」「これは私たちと動物の壊れた関係を修復する方法だ」とツイッターに投稿した。
警察は「20~30代の女3人が自主的に警察署に出頭し、窃盗の疑いで逮捕された」としている。3人は勾留中だという。
アニマル・ライジングは先月にも、英国で行われた競馬の世界最高峰の障害レース、グランドナショナルでコースに侵入し、発走を妨害した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕