核ごみ処分「推進の立場にない」　大石長崎県知事、誘致の動きに

　長崎県の大石賢吾知事は２４日の定例記者会見で、原発から出る高レベル放射性廃棄物（核のごみ）の最終処分場を巡り、同県対馬市で誘致の動きが出ていることに対し、「今の時点で推進するという立場にはない」と述べた。

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　対馬市では、処分場選定の第１段階に当たる「文献調査」への応募を求める動きが民間を中心に出ている。
　大石知事は、「風評被害であったり、観光面、水産面、いろいろな影響がある」と指摘。「対馬だけではなく、いろいろな方々の意見を聴いていく必要がある」とも述べ、広域的な観点からも検討すべきだとの認識を示した。