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岸田首相「核保有、透明性が重要」 G7成果強調、核禁条約参加は否定―衆院予算委

2023年05月24日19時13分

衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=24日午後、国会内

衆院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=24日午後、国会内

  • 衆院予算委員会で挙手する岸田文雄首相(手前から2人目)=24日午後、国会内
  • 衆院予算委員会で、質問を聞く岸田文雄首相=24日午後、国会内

 衆院予算委員会は24日、岸田文雄首相と関係閣僚が出席して質疑を行った。首相は広島市で開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)に関し、「G7は一致して(核兵器保有の)透明性向上を承諾した。G7の外にも広げ、国際社会での信頼性の基盤をつくっていく」と述べ、中国、ロシアなども含めた核戦力の透明化に取り組む考えを示した。自民党の鈴木馨祐氏への答弁。

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 冒頭、首相はG7サミットについて報告。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の構築や、世界への被爆の実相の発信に「大きな成果があった」と強調した。ウクライナのゼレンスキー大統領とG7首脳との会談に関し「歴史的意義を持つものだ」と述べた。
 立憲民主党の泉健太代表は、核兵器の保有・使用を全面禁止する核兵器禁止条約の締約国会議に日本がオブザーバー参加する考えはあるかと質問。首相は核兵器保有国が参加していないと指摘した上で「核兵器国が変わらなければ現実は変わらない」と述べ、否定的な立場を改めて示した。

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