名古屋でのＰＲ会見など中止　中国のサミット反発影響か―アジア大会

　愛知県と名古屋市は２３日、９月開幕の杭州アジア大会と次回２０２６年愛知・名古屋大会のＰＲなどのため、２６～２７日に名古屋市で予定していた共同記者会見とイベントが中止になったと発表した。また、愛知・名古屋大会で選手村の代わりに使用するホテルなどをアジア・オリンピック評議会（ＯＣＡ）が視察する予定も延期になった。
　県によると、杭州大会組織委員会とＯＣＡから２２日に中止の要請があった。理由は説明されていないという。大村秀章知事は同日取材に応じ、先進７カ国首脳会議（Ｇ７広島サミット）の首脳声明に中国が反発していることに関連し、「他に思い当たることはない。影響があったということは容易に推察されるのではないか」と述べた。