記録廃棄、近く報告書公表 有識者委の議論終了―最高裁
2023年05月23日16時06分
神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件などの裁判記録が廃棄されていた問題で、記録保存の在り方に関する有識者委員会の第15回会合が23日、最高裁で開かれ、再発防止策などを盛り込んだ報告書が取りまとめられた。同委員会の議論は終結し、最高裁が近く記者会見を開いて報告書を公表する。
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最高裁は内規で、全国的に注目を集めた事件などの記録を「特別保存」として永久的に保存するよう定めていたが、昨年10月、神戸家裁が連続児童殺傷に関する全ての事件記録を廃棄していたことが発覚。他の重要な少年事件や民事裁判の記録も廃棄されていたことが判明した。