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「安定政権」樹立で合意 首相輪番、新たな総選挙回避―ブルガリア

2023年05月23日13時32分

22日、ソフィアで記者会見するブルガリアの中道「変化の継続(PP)」の首相候補デンコフ氏(右)と中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」のガブリエル氏(AFP時事)

22日、ソフィアで記者会見するブルガリアの中道「変化の継続(PP)」の首相候補デンコフ氏(右)と中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」のガブリエル氏(AFP時事)

 【ソフィアAFP時事】ブルガリアで4月に行われた総選挙で第1党となった中道右派「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」を率いるガブリエル前欧州委員は22日、「安定政権」樹立に向け連立合意に達したと明らかにした。首都ソフィアでの記者会見で語った。

ガブリエル欧州委員が辞任 ブルガリアから組閣要請―EU

 ガブリエル氏によると、GERBは総選挙で第2党となった中道「変化の継続(PP)」などによる政党連合と18カ月間の連立政権を樹立する。双方は9カ月で首相を交代。まずは政党連合が推した学者出身のデンコフ氏が首相、ガブリエル氏が副首相をそれぞれ務める。
 ガブリエル氏は会見で「多くの譲歩をした」と説明。デンコフ氏も「新たな選挙という真の危機を回避するための解決策を追求した」と述べた。
 GERBは総選挙後に組閣を模索したが他党の協力を得られずに失敗。残された選択肢は、ブルガリア史上初めてとなる首相輪番制の連立政権となった。
 ブルガリアは政治の混乱が続き、過去2年間で5回の総選挙が行われた。

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