広島ビジョン「力強い歴史的文書」 松野官房長官、サミット成果強調
2023年05月22日12時24分
先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)閉幕から一夜明けた22日午前、松野博一官房長官は記者会見で核軍縮に関する初の独立文書「広島ビジョン」などを挙げ、成果を強調した。
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松野氏は「『核兵器のない世界』という理想の実現に向けた、G7首脳の決意や今後われわれが取るべき行動を示す力強い歴史的文書になった」と指摘。「(核廃絶への)今後の取り組みの基礎を確保し、核軍縮の進展に向けた国際社会の機運を高めることができた」とも述べた。
広島サミット閉幕日の21日には、ロシアによる侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領がオンライン参加との当初予定を覆し、対面で参加した。これに関し、松野氏は「国民の先頭に立つゼレンスキー氏の参加で、メッセージをより力強く国際社会に発信することができたことは非常に有意義だ」と語った。