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G7首脳、原爆資料館訪問 岸田首相「核なき世界」アピール―そろって訪問は初、被爆者と面会

2023年05月19日23時06分

平和記念公園で、松井一実広島市長から説明を受ける先進7カ国(G7)首脳ら=19日午後、広島市中区(代表撮影)

平和記念公園で、松井一実広島市長から説明を受ける先進7カ国(G7)首脳ら=19日午後、広島市中区(代表撮影)

  • 平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花するバイデン米大統領(左から4人目)、岸田文雄首相(中央)ら=19日午後、広島市中区
  • 平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花する(左から)バイデン米大統領、岸田文雄首相、マクロン仏大統領、トルドー加首相=19日午後、広島市中区

 先進7カ国(G7)の首脳らは19日、広島市の平和記念資料館(原爆資料館)を訪れた。G7首脳が資料館をそろって視察するのは初めてで、被爆者とも面会。岸田文雄首相は今回の歴史的な機会を通じ、「核なき世界」に向けた取り組みの重要性を国際社会にアピールしたい考えだ。

神妙に展示品視察 被爆者と対話も―G7首脳ら資料館訪問・広島

 G7には核保有国の米英仏が含まれる。首相は19日午前、平和記念公園で裕子夫人とともにバイデン米大統領夫妻らを順次出迎えた後、公園内の資料館に移って館内を案内。被爆後に白血病を発症し、回復を祈って折り鶴を作り続けたものの、12歳で亡くなった佐々木禎子さんの話などが紹介され、首相も展示品について首脳らに説明したという。
 首相は19日夜、広島市で記者団に「G7首脳と共に被爆の実相に触れ、粛然と胸に刻む時を共有した。『核兵器のない世界』への決意を世界に示す観点からも歴史的なことだ」と意義を強調した。
 G7首脳らは約40分間滞在し、被爆者の小倉桂子さんと対話した。首脳らは芳名録に記帳し、原爆死没者慰霊碑に徒歩で向かい献花も行った。

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