自治体罹災証明迅速化に向け「被害調査統合システム」「家屋被害判定アプリ」提供開始=富士フイルムシステムサービス

 富士フイルムシステムサービスは、災害発生時の自治体による罹災証明書交付の迅速化に貢献するため、水害・地震・風害に対応した「被害調査統合システム」と「家屋被害判定アプリ」を6 月1 日から提供開始します。

 近年、気象災害が激甚化・頻発化するなか、有事に備え、自治体は迅速に被害状況を把握し、適切な判断で住民の安全と生活再建を支援する体制を整備する必要に迫られています。しかし、過去の大規模地震などの災害時には、罹災証明書交付までに数カ月かかるケースも発生しています。

 富士フイルムシステムサービスは、罹災証明書交付に時間がかかる要因として、交付までの業務が人手や紙帳票を用いた多くの手間がかかるアナログなプロセスで行われていることに着目。この度、「罹災証明迅速化ソリューション」のラインアップ第一弾として、被害調査の計画策定・進捗管理を行う「被害調査統合システム」とタブレット端末を活用して被災現場での被災度調査を支援する「家屋被害判定アプリ」を開発しました。「被害調査統合システム」「家屋被害判定アプリ」ともに、従来のアナログな運用と比較して、該当業務にかかる工数・期間を50%以上削減可能であると見込んでいます。

 尚、6 月1 日から大分県日田市と佐賀県武雄市にて、7 月1 日から愛媛県宇和島市にて本ソリューションを利用いただくことが決定しています。

(2023/05/18 14:10:59)

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