イタリア北部で豪雨被害拡大 9人死亡、F1も中止
2023年05月18日14時15分
【チェゼーナ(伊)AFP時事】イタリア北部エミリア・ロマーニャ州で今週、豪雨により河川が氾濫し、地域一帯で洪水が発生した。地元当局によれば、9人が死亡、1万人以上が避難を余儀なくされた。
同州チェゼーナなどでは年間降水量の半分程度の雨が36時間で降ったといい、政府高官は「ほとんど前例がない」としている。20以上の河川が氾濫したほか、土砂崩れも起きた。
広島で19日開幕する先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するメローニ首相はツイッターで、政府は「必要な支援を行う準備ができている」と記した。
豪雨の影響で、州内のイモラ・サーキットで19日から開催予定だった自動車レースF1第6戦エミリア・ロマーニャ・グランプリ(GP)が中止された。主催者によれば、ファンや関係者の安全が確保できないことが理由という。